モスクワとコンスタンティノープルがウクライナをめぐって争う

もしコンスタンティノープル総主教庁がウクライナ正教の一部に独立正教会の格を与える際にはロシア正教会がコンスタンディヌーポリ総主教庁と縁を切ると渉外局長・ロシア正教会の府主教であるイラリオンが発言した。

争いのきっかけは?

モスクワとコンスタンティノープルの衝突の原因はウクライナ正教会の今後の成り行きである。

今のところ、ウクライナには三つの正教会が存在している。そのうちにモスクワ総主教庁系のウクライナ正教会のみが他の全世界の主要な正教会から承認されている。その一方、ウクライナ正教会・キエフ総主教庁及びウクライナ独立正教会は全世界の正教会に承認されていない。また、ロシア正教会が上記のウクライナ教会を「不和を起こさせる団体」と呼ぶ。

今年の4月に承認されていないウクライナ正教会がコンスタンティノープル総主教庁のヴァルソロメオス1世総主教に独立正教会位の授与の願いを送った。ウクライナ大統領とウクライナ最高議会はその願いを支援した。

しかし、モスクワがウクライナ独立正教会承認に強く反対している。ロシア正教会はウクライナを自分の教法上の領土として扱っており、モスクワ総主教庁系のウクライナ正教会が合法性の唯一の教会だと考えている。

なお、コンスタンティノープル総主教庁は17世紀後半に同総主教庁が現在のウクライナの領土を一時的な管理の目的でロシア正教会に渡したが、その後モスクワ総主教庁がその領土を不法に併合した。

また、モスクワ総主教庁とコンスタンティノープル総主教庁の独立正教会位の授与手続きに対するイメージが異なる。全地総主教庁でもあるコンスタンティノープル総主教庁は正キリスト教の世界で筆頭の格を有しているため、独立性教会の格を独立判断で授与できると主張している。それに対し、モスクワ総主教庁はコンスタンティノープル総主教の筆頭が形式的なものに過ぎず、独立正教会位の授与については存在している全正教会が決めるべきだと語っている。

なぜ衝突が悪化したか

ウクライナ正教会に独立正教会の格を与える準備としてキエフに二人の全地総主教庁の総主教代理が派遣された。ちなみにその二人はそもそもウクライナ人である。

この出来事はウクライナ正教会の独立正教会の格への最後の一歩だとBBCが言っている。今回、総主教代理の目的はウクライナ政府及びキエフ教会と共に独立正教会位のトモスが公布される新しい教会を創立することである。

モスクワはコンスタンティノープル総主教庁の総主教代理のウクライナへの派遣について強く反対した。

9月8日にロシア正教会が会見を行い、コンスタンティノープル総主教庁の行為は教法の違反だと批判した。

「ロシア正教会はウクライナ教会の独立正教会位の授与を受け入れない。コンスタンティノープル総主教庁と縁を切るしかない」と渉外局長・ロシア正教会の府主教であるイラリオンが言った。

今後はどうなるか?

もしウクライナには独立正教会の格が授与されたら、ロシア正教会側は極端な対策を取ると主張されている。

キエフ総主教庁の場合、モスクワ総主教庁がコンスタンティノープル総主教庁と関係を断つ恐れは独立正教会の格授与過程に影響を与えないと確信する。

ウクライナ独立正教会位に関しては10月9-11日に全地総主教庁の教会会議を行う予定だ。

ウクライナ正教会は今年独立正教会位になると予想される。



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